図子弘規・建築計画工房
Hiroki Zushi Architecture Atelier

KT. HOUSE “ツナガリの家”

所在地  香川県観音寺市
主要用途 専用住宅
家族構成 夫婦+子供二人

主体構造  木造在来工法
1階床面積 77.01u 2階床面積 28.98u
延床面積 105.99u
施工  株式会社田中建設

計画概要
同級生の娘さんご夫妻からの設計依頼は
意外なことでした。こんな年寄でいいの?
要望のハードルは決して高くはないものの、
はたして世代間ギャップは埋めれるのであ
ろうか。一抹の不安が・・・
とにかく私自身の主観より、ご夫妻の要望に
近づける事を優先しました。例えば私の設計
の顔である製作の玄関戸を既製品に。自動
車のキーレスしか知らない世代にシリンダー
仕様は受け入れ難いもの。

家は集まる事により集落として街を形成する。
部屋は集まる事によって家を形成する。
それらの集まりはつながり方によって独特な
雰囲気をつくりだしている。
ツナガリの家は建物の中心にLDKを配置し、
周囲に各部屋を配置し形成した家である。
どの部屋に行くにも必ず核となるLDKを経由し
なければならないことは、家族が自然な行動
のなかで気配を感じ触れ合う事が容易になり、
逆に周囲の各部屋は独立性を重視し、プライ
バシシーが確保できるように配置している。

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